高血圧になるとどのような状態になるのでしょうか
色々な生活習慣や遺伝などで血圧が高くなると、血管に負担がかかり動脈硬化になる場合があります。
健康な状態であれば普段は意識することさえ少ない心臓との血管働きを改めて考えてみましょう。

心臓の役割

心臓の重さは一般的な人で200g〜300g程度で握りこぶし大の大きさがあります。
毎分60〜80回の収縮を繰り返して毎分およそ6リットルの血液を全身に送り出すポンプとして動いています。 この時血管にかかる高い圧力を収縮期血圧や最大血圧、最高血圧などと言います。

血管の役割

血管は酸素や栄養分や白血球、ホルモンなどを運び二酸化炭素などの老廃物を回収して除去すると同時に抗体による免疫反応の役割を担います。
血管は内膜、中膜、外膜の三つの膜によってできています。
血管の収縮や拡張は交感神経と副交感神経という自律神経がコントロールしています。
交感神経とは普段活動しているときに活発に働き、心身の危機を回避するために働く神経です。
副交感神経とは心身を回復させるために働く神経で休息時などリラックスしている状態や睡眠時に働きます。
交感神経が緊張すると心拍出量が増加して末端血管は収縮します。
すると血圧は上がり、反対に交感神経が弛緩すると血圧は下がります。
血管壁には血圧の変化を感知するレセプターという受容体があり血圧が高くなったり低くなったりするとレセプターが感知してその情報は脳に伝えられ、血圧を下げる指令や上げる指令が心臓や血管に伝わる仕組みになっています。

生活習慣や遺伝と高血圧の関係性

高血圧は生活習慣や過剰にストレスを受けることによって血管に様々な不具合が出てくると高血圧になりやすくなります。
また、遺伝による影響も多少影響される場合があります。この場合、遺伝子の影響は30%~70%ほどと考えられています。親族に高血圧の傾向が多く見られる場合は遺伝子の影響を考えるべきでしょう。

高血圧になる3つの原因

一つ目は血管が細くなる
夏の暑さや冬の寒さなどの温度差によるストレス、 職場環境や生活環境のストレスなどによる交感神経が刺激されることによって心身に負荷がかかる場合、自律神経の交感神経が働き血管が収縮すると血管が細くなります。
また、タバコに含まれるニコチンなどの血管を縮める成分によっても血管が細くなります。
二つ目は生活習慣の影響により血流が悪くなる
血液が流れにくくなる原因として赤血球や白血球、血小板の量や質に異常が起こることが主な原因です。
普段の食生活で水分不足や栄養の偏りなどが長く続いた生活習慣を送っていると血流が悪くなる傾向にあります。アルコールの過剰摂取は体内の水分が体外に排出されやすくなり水分不足になりがちで、糖質や脂質の過剰摂取は血液の流れを悪化させる原因となります。
三つ目は肥満などにより血液の量が多く必要になる