田七人参の根にはビタミン・ミネラルが豊富で、ことに鉄分やカルシウム・亜鉛・マグネシウムといった人の体に不可欠な微量元素が含まれています。
田七人参は東洋医学では、「理血薬」として分類され、心臓に直接働きかけ、循環器系統へ作用することが知られています。一方、高麗人参は「理気薬」に分類され、そういった作用がありません。
この違いを「田七補血、高麗補気」と表現し、高麗人参は気力、精神力を養うことに対して、田七人参は更に積極的に血液に関与し、優れた滋養を表します。
田七人参が、心臓病や高血圧に良いとされているのは、血液に直接働く能力があるからで、この点が高麗人参との大きな違いです。
また、田七人参の花には根と違った効果があり、市場では各部ごとに分かれて取引されています。
乾燥した田七人参の花は、濃い緑色で小さな菊のような形をしています。
田七人参の花は高級茶として血圧降下やのどの炎症を鎮めるのに用いられていますが、実は非常に希少価値の高い田七人参の根の部分よりも田七人参の花にはサポニンが4倍も含まれていることが最近の研究で知られるようになりました。
田七人参には田七人参特有の成分、田七ケトンが含まれています。
田七ケトンは、冠状動脈疾患、狭心症を改善して、血液中のコレステロール値を削減する働きがあると報告されています。
田七ケトンには心臓の筋肉に血液を送り込む冠状動脈を拡げて、顕著に血液量を増やす作用があります。同時に心臓の負担も軽減させます。狭心症と心筋梗塞の原因となるのが冠状動脈の動脈硬化です。
冠状動脈が狭くなり心臓に血液が十分運ばれなくなることで狭心症や心筋梗塞が引き起こされます。
田七ケトンは冠状動脈を拡げて血液量を増やす作用があるため、狭心症や心筋梗塞に効果を発揮します。

肝機能の改善

田七人参の含有成分である有機ゲルマニウムは、体内のウイルス感染を防ぐインターフェロンを誘発する物質として知られています。
インターフェロン(英: Interferon、略号:IFN)とは動物体内で病原体(特にウイルス)や腫瘍細胞などの異物の侵入に反応して細胞が分泌する蛋白質のことです。
肝炎、肝硬変、肝臓がんに効果が高いといわれているのはこのためです。
慢性肝炎は、肝炎ウイルスの感染によって起こる病気ですが、人によっては慢性化した肝炎が次第に肝硬変になり、さらに悪化すると肝臓がんに進行してしまいます。
慢性肝炎の多くはC型肝炎で、抗ウイルス治療薬のインターフェロンが有効とされていますが、有効率は50%以下というのが現状だそうです。
C型肝炎の疾患者がインターフェロン治療に加え田七人参を併用したところ1週間ほどで効果が出始め肝機能の数値も安定したそうです。

免疫力の増強

田七人参に豊富に含まれているサポニンは、免疫機能の最前線であるマクロファージを活性化して、抗体を増強し自然治癒力を高めます。
そのため癌細胞の抑制にまで効果があることが明らかになっています。
また、癌の進行や老化、幅広い疾病に活性酸素が関与していることが明らかになっています。
通常、健康的な身体の場合、活性酸素から身を守る物質が活性酸素を除去しバランスを保っています。
現代社会は環境汚染やストレスによって、この活性酸素が体内に多く発生してしまうことがあるようですが、
田七人参には強力な活性酸素から身を守るフラボノイドが多く含まれています。

血流の改善

血液循環を良くするという観点から、東洋医学では、血液の流れが滞っている状態を「瘀血 ( おけつ ) 」といいます。
健康を保つにはきれいな血が全身に流れていることが基本が、だるい、気力が無い、疲れやすい、肩が凝るなど、ほとんど血液の滞りから生じるもので、多くの現代人にみられる状態です。
田七人参の有効成分サポニンが、ドロドロになり汚れた血液をサラサラに変え、血の滞りをなくし血流をスムーズにする作用があり、瘀血 ( おけつ ) の状態を改善します。
また、血液循環を妨げる血小板凝集を抑える作用や、血管拡張作用も認められています。

血糖値の改善

田七人参にはパナキサトリオールという成分が含まれ、血糖値を下げる効果があります。
血中の糖を最も多く消費する器官は全身の筋肉で、高血糖の人は、健常な人よりも血液から筋肉への糖の取り込み量が減少していることがわかっています。
田七人参に含まれるパナキサトリオールは、筋肉での糖の取り込みを増加させ、筋肉での糖代謝を改善する効果があるということが判明しており、血糖値を下げる効果があります。

血圧を安定させる

田七人参は毛細血管を拡張させ血圧を自然に低下させることができます。
また、血圧と関係する肩こり、耳なり、頭痛、めまいなどの症状が血圧を安定する作用により改善します。
さらに、ドロドロした血液をサラサラにして、血栓ができるのを予防し、動脈硬化を起こすコレステロール過多、血中脂質を改善させます。
これは、田七人参が毛細血管の弾力を増大させ、コレステロールの過度の沈着を改善させる働きを持っているため高血圧を効果的に安定させるためです。
また、田七人参のもつ血管の正常化作用により、低血圧の改善にも効果的です。田七人参のもつ強心作用が心臓の働きを活発にし、血圧を自然な状態に上げるためです。

循環器障害の予防、改善

癌や脳梗塞、肝臓病などと並んで、注意しなければならない生活習慣病が、冠動脈疾患、狭心症、心筋梗塞などの循環器系の病気です。
これらの病気は心臓の筋肉へ血液を送る冠状動脈の動脈硬化により冠状動脈が狭くなり、心臓に血液が充分にいきとどかなくなることで、狭心症や心筋梗塞などの病気になる主な原因となっています。
中国では狭心症や環状動脈疾患の治療に田七人参が用いられています。これは、田七人参に含まれる田七ケトンという成分が血液中のコレステロールを減らす効果があるためです。